まんまるみかづき

2020年5月出産予定。39歳高年妊婦のマタニティライフ

39w3d 満身創痍の出産

随分と間が空きました。すでに娘が産まれて、1ヶ月検診を終え、もうすぐ2ヶ月なので、予防接種を受けに行く予定です。ここまで、びっくりするほどあっという間でした。

 

予定日の4日前に高血圧で入院して、陣痛促進剤の1日目に余裕で日記をかいていましたが、その後、大変なことになり、結果的には無事出産しました。

辛かった思い出や痛みなんて忘れてしまうものですね。先にキーワードをまとめると、以下の色んなフルコースでした(笑)

  • 妊娠高血圧症候群
  • 陣痛促進剤
  • 人工破膜
  • 帝王切開のダブルセットアップ
  • 鉗子分娩
  • 会陰切開
  • あわや輸血の出血多量
  • 入院中の病室で産後鬱

 

ほんと、出産て本番始まっても何が起こるか分からないものですね。

前日までに色んな助産師さんのYouTube動画をみていて、「赤ちゃんのタイミングでお産はすすむ」「赤ちゃんと呼吸を合わせて陣痛にうまく乗る」「本能のままに対応すれば大丈夫」なんて言葉を信じて意気込んでいて、バースプランにも「赤ちゃんのペースで産みたい」なんて書いていたもので、いろいろと、想像だにしないお産になりました(笑)

雑だし、臨場感に欠けるかもしれないけども、箇条書きで当時のことを記録します。

 

■陣痛促進剤2日目(出産した日)

  • 朝ごはんを食べたあと、陣痛促進剤再びスタート。弱いところから少しずつ、陣痛が始まる。
  • 10時頃お産を当日中に行うため、お医者さんにより破膜される(膜を手で破って破水をむりやり起こす感じ) ▶▶痛くなかったけど、「赤ちゃんのペースで産みたい」を再度踏みにじられた気分になる
  • お昼ご飯を食べる。食べたあと、血圧が上がった場合の対応として、帝王切開の準備も進めておくので、ここからは絶飲食と言われる。 ▶▶陣痛中、喉乾くし口の中カラカラなるのに水が飲めないのは辛かった!
  • お昼ご飯のあと、急に陣痛の絶頂となる。「んあーー!!」と声出さないとやってられない ▶▶声出し始めると助産師さんがテニスボールを肛門に当てに来てくれたけど、それ以外は側に人がいないのが辛かった
  • 後から考えてもこのときMAXな陣痛の中、血圧が上昇。正直、「帝王切開で楽にさせてくれー」と思っていたが、血圧を下げる点滴を入れることになる ▶▶「内心、点滴で済むなら水飲ませてくれよ!」とお医者さんを恨む
  • この後の記憶はあまりないけど、お腹にはNSTのベルトを巻かれ、腕には点滴の針がある状態だったので、立ったり寝返りしたりできなくて、できる体制が制限されて、座っていなくてはならないのが辛かった。
  • 20時頃、ようやく子宮口が10cm開く。 ▶▶お医者さんに「おめでとう!」と言われたので、嬉しい気持ちで「あとどのくらいですか?」と聞くと「人によるけど、今日中23時くらいかな」と返ってきて、絶望的な気持ちになる。
  • ひたすら陣痛にたえてイキむ。何度も「血圧上がって帝王切開にならないかな」と思う。。
  • 何時頃か覚えてないけど、助産師さんから「髪の毛見えましたよ」と言われて、「まじで?!髪の毛あるんだ!」と気を取り直す
  • 長く陣痛と戦っているうちに、陣痛が弱くなっているのか、わたしの体力がなくなったのか、どこでイキんだらよいか分からなくなる
  • 気がつくと周りが動き出し、助産師さんが赤ちゃんのベッドなど整えだす ▶▶この姿を見て、「もうすぐ、赤ちゃんがあのベッドに眠るんだ」と思う
  • さらに、座っていた椅子が動き出し、お股が開き脚を固定され、いきみ棒を掴まされ、ドラマで見るようないわゆる分娩台のような形となる
  • お医者さんもやってきて、みんなにいきみ方を「上手!」とチヤホヤされながら、こちら側は意識朦朧でふんばる。
  • 取り込み中な中、お医者さんから鉗子分娩について説明を受ける。何やら、長時間になり母親も赤ちゃんも体力がもたなくなっているので、赤ちゃんをトングのようなもので挟んで出すとのこと。 ▶▶もう、早く終わるなら引っ張って〜という気持ち
  • それと同時に会陰切開することも宣告される。 ▶▶バースプランに「会陰切開はしたくない」と書いてたのに、仕方がないと断念(T_T)
  • そうこうしているうちに、お医者さんから「次で出しますよ。思い切りいきんでください」と言われる。 ▶▶「ほんとに?!」と叫んだ覚えがある
  • 力を振り絞っていきむ!オマタの方では何やら、器具が入っているのと、何やらチョキチョキ音が聞こえる(切ってる!)
  • 気づくと、ヌルっと赤ちゃんか出てくる!!!

 

と、まあこんな出産でした。こちら側は、もう「終わった」という気持ちと満身創痍で、正直赤ちゃんに感動する元気もなく、「あら、こんにちは」と顔を見つめることで精一杯でした。

その間も、お股では切開後の縫合手術。切ったところは麻酔が効いているけど、縫うところは効いてなくて、痛い痛い(*_*) 麻酔が効かない採卵より痛かったよー。

そして、なにやら騒々しくなり、どうやら出血が多いらしく、胎盤出たあともお股に何か入れて血を出す作業。と、同時に新たな点滴の管を通され、何本も点滴と繋がれる。また、おしっこの尿管にも管が入る。

どうやら、通常分娩での出血は500ml.程度のところ、わたしはその時点で1500mlほど出ていたとのこと。

そんな、周りの医療的な処置はされるがままで、並行して、助産師さんが、赤ちゃんをお腹に連れてきてくれたり、わたしのケータイで写真や動画を撮ってくれました。この助産師さんに、すごく助けられました。

バースプランに「産後すぐに授乳したい」と書いていたので、赤ちゃんにおっぱいも咥えさせてくれました。産まれたてなのに、チュパチュパ吸う姿に、心がどれほど癒やされたか( ´∀`)

その後、心配して待ちくたびれていた旦那さんに電話して、報告。結局、生まれてか1時間くらい経ってからの会話となりました。

 

本当に、自分が思い描いていたお産とは違うものになってしまい、赤ちゃんは元気に生まれてきたものの、当時は随分とモヤモヤした気持ちがありました。それもあり、このあとマタニティブルーになるのですが…。

それについてはまた書くことにして、今回はお産の記録まで。

 

スースー寝息をたてながら眠っている娘の横で、こんなブログを書いている今の状況にしみじみです…☆